OkamotoもShibamoto-Smithもジェンダーやポライトネス関係で広く執筆しています。
現在、この2人が執筆した下記の本を読んでいます。
- Okamoto, Shigeko, and Janet S. Shibamoto-Smith. The social life of the Japanese language: Cultural discourse and situated practice. Cambridge University Press, 2016.
全部で3部にわかれていて、第1部は標準語と方言について、第2部は敬語とポライトネス、第3部はジェンダー関連の言語(女ことば/男ことば)を探っています。
第1章では、どう「標準語」が成立したのか、その中で階級差(class)などではなく「地域差」という形で方言が日本語の変種として扱われるようになったのか、方言に対する態度の変遷などを追っていました。
さらに、ブログやテレビ番組(明石家さんまなどの方言使用の分析もあり、面白かったです)の分析を通して、方言の使用に対する多様なディスコースや、実際の使用なども考察していました。
第2章では敬語がなぜ日本語の特徴として構築されたのかなど、歴史的変遷を追った後、ブログや実際の会話データの分析を通して、敬語に関する多様なディスコースや、実際の言語使用を調べていました。
第3章についても読んでいきたいと思います。