COILとは
COILはCollaborative Online International Learning (オンライン共同国際学習)の略です。
別大学の教員同士が協力して、共同で授業を行うというものです。
COILの推進に積極的なニューヨーク州立大学のCOIL Centerの「What is COIL?」のページでは、以下のようにCOILを説明しています。
- どの分野でも実施可能で、学際的な協力も高い効果がある
- 学生の積極的な学びとチームワークを推奨している
- 文化間のやり取りや文化間理解を重視している
- 5週間~15週間までで実施可能である
- 成績は各クラスでつける
- 学習の目的にあったテクノロジーを使用できる
大学Aと大学B(違う国のことが多いようです)の教員同士が共同して、学習目的を設定したうえ、それに沿ったプロジェクトや活動を計画します。
A大学の学生は大学Aのクラスを受講、B大学の学生は大学Bのクラスをそれぞれ履修するのですが、授業内で他大学の学生とディスカッションしたり共同プロジェクトをしたりするというイメージだと思います。
期間は1学期全部を一緒にやる場合も、学期の一部を共同でやる場合もあるようですが、5週間以上を推奨しています。
実際の運用
なお、上記がSUNY COILセンターの説明するCOILですが、実際の運用例を見てみると、柔軟に使われていることもあるようです。
例えば、5週間ではなく1度のクラスでもCOILと呼ばれているものもあるようでした。
何をもって「国際」と考えるかにもよりますが、COILはオンライン共同国際学習で、基本は違う国・地域との連携が多いようです。ただ、国内大学同士の連携も「COIL」と呼ばれることもあるようです。
ご興味のある方は
ニューヨーク州立大学(The State University of New York: SUNY)のSUNY COIL Centerに実際に実施された授業例などがあるので(英語)、そちらをご覧になるといいかと思います。