「って」について
「〜って」というのは口語的表現で、伝聞・主題・引用・強調など様々な意味があります。
このうち、文末で使われる「~って」というのは、親しい間柄の会話で使われます。
意味としては、「~と言っていた」「~と聞いた」「~だそうだ」という伝聞・引用の意味になります。
「って」と「んだって」について
では、「~って」と「~んだって」の違いをみてみます。
山田さんは9月に引っ越しするって
山田さんは9月に引っ越しするんだって
山田さんは9月に引っ越しするんだって
違いはわかりにくく、あまり区別していない教科書なども多いようです。
ただ、日本語文法演習 話し手の気持ちを表す表現―モダリティ・終助詞 上級のp.62によると以下のような違いがあるようです。
- って → 山田さんから直接聞いた意見(引用)
- んだって → 山田さんから直接聞いた意見(引用) または 山田さんについて間接的に聞いた意見(伝聞)
「って」のほうは「(山田さんが)~と言っていた」「(山田さんから)~と聞いた」という引用の意味と考えられます。
「~んだって」のほうは、「(山田さん/誰かが)~と言っていた」「(山田さん/誰かから)~と聞いた」という引用・伝聞の意味になるということのようです。
まとめ
個人的には「って」も間接的に聞いた意見(伝聞)でも使える気がします。
ただ、「って」のほうが、直接聞いたときに使われやすいということかなと思います。