雑談の正体
去年発売された「雑談の正体」をいただいたので読んでみました。
- 清水崇文(2017)雑談の正体 ―ぜんぜん“雑”じゃない、大切なコミュニケーションの話― (わたしたちのことばを考える). 凡人社
タイトルにもありますが「雑談」といってもぜんぜん「雑」ではなく、会話分析などでその構造もある程度分析されているようです。
一般向けに書かれているので、言語学の知識がなくても楽しめると思います。また、ハウツー本の内容も含まれているので、雑談のコツも学べます。
第4章・第5章は日本語教育についてでしたが、「雑談」を難しいと感じる学習者は多いようです。雑談をうまくできるようにするための日本語教材も現在はないとのことで、その雑談の指導用の教材も開発中とのことです。
英語での文献
英語では「small talk」というようですね。この本では以下の本が紹介されていました。
- Coupland, J. (2014). Small talk. Routledge.