中・上級者のための速読の日本語
日本語で書かれたテキストを速く読めるようになるための速読の教材として、以下のようなものがあります。
- 岡まゆみ( 2013)「中・上級者のための速読の日本語 第2版」ジャパンタイムズ
テキストの構成
このテキストは、基本技術編・実践編・挑戦編の3部構成になっています。
基本技術編ではスキャニングとスキミング技術を伸ばせるようになっています。
(ちなみにスキャニングとは必要な情報をできるだけ速く探す技術、スキミングは文章の要点や大まかな意味を速く読んでつかむ技術です。)
実践編では、実際の新聞・雑誌の記事などを使って速読練習ができます。
挑戦編では、星新一のショートショートを使って力だめしができるようになっています。
使ってみての感想
基本技術編の一部を過去に中級後期のクラス活動の一環で取り入れたことがあります。
この活動を取り入れたことで、各学生の読む速さをある程度把握でき、スピードが遅い学生には、速読の練習を促すこともできました。
速読用の教材は、私の知る限りあまりないので、重宝しています。