この記事では、日本語能力試験(JLPT)のための教材を紹介します。
新完全マスターシリーズ
スリーエーネットワークが出版している問題集です。
各級ごとに、読解・語彙・文法・漢字・聴解と分野別に問題集が発売されています。
文法は、各級に必要な文法の例文・説明と、問題から構成されていて、文法の説明は教師にも役に立ちます。
語彙は、「人間」「生活」「交通」などのテーマごとに語彙を導入しています。
聴解・読解も、実際の試験と似たような問題が掲載されています。また、試験で使えるストラテジーなども紹介しています。
日本語能力試験の範囲をじっくりと網羅したい人には、説明も詳しいのでおすすめです。私の周りでもこのシリーズを使っている人は教師・学生ともに多いです。
日本語総まとめシリーズ
新完全マスターと同じで人気があるのが、アスク出版の日本語総まとめシリーズです。
これも各級ごとに、分野別に問題集が発売されています。
イラストが多くて見やすいレイアウトになっています。また、一つ一つの課が新完全マスターシリーズに比べると簡潔な印象です。
ただ、その簡潔さが好きで、使いやすいと感じる学習者も多いです。
章立てなのですが、「一章」「二章」ではなく、「一週目」「二週目」と週ごとになっていて、1~2か月の間、毎日少しずつやれば1冊終了できるようになっています。毎日コツコツやるのが好きな人におすすめです。
Try!シリーズ
Try! シリーズも学習者に人気です。
新完全マスターシリーズや総まとめシリーズは文法・聴解・漢字等に分かれており、全部購入するとかなりの金額になってしまいます。
Try!シリーズは、文法中心ではあるものの読解・聴解問題も入っており、模擬試験もあるので、この1冊で対策できます。
試験対策のために、あまりお金をかけたくないという学習者にはおすすめです。
日本語能力試験問題集:スピードマスターシリーズ
スピードマスターシリーズも、読解・語彙・文法・漢字・聴解と分野別に勉強できます。
実践練習や模擬試験も入っています。
ドリル&ドリル日本語能力試験シリーズ
とにかく練習したいという人には、ドリル&ドリル日本語能力試験シリーズがあります。
4級・5級はすべての分野が1冊でまとめられていますが、3級以上は、文法、文字・語彙、聴解・読解と各級が3冊に分かれています。
まとめ
日本語能力試験でおすすめの教材についてまとめました。
他にも模擬試験集など対策本は複数でています。
また、Japanesetest4youのように、無料で日本語能力試験対策用の問題を公開しているサイトもあり、こういったサイトを活用して勉強する学習者もいるようです。