この前の記事(詳しくはこちら)で紹介した以下の本の序章を読みました。
- Schieffelin, B. B., Woolard, K. A., & Kroskrity, P. V. (Eds.). (1998). Language ideologies: Practice and theory. Oxford University Press.
- Woolard, K. A. (1998). Introduction: Language ideology as a field of inquiry. Language ideologies: Practice and theory, 3, 47.
この序章でも、この前の記事(詳しくはこちら)と同じで、linguistic/language ideology のさまざまな定義や、どういった分野がlinguistic/language ideologyを取り扱っているのかなどを概観していました。
Woolandは、言語イデオロギーは、”a mediating link between social forms and forms of talk” (p. 3)、そして “a promising bridge between linguistic and social theory”(p. 27)といっていました。
つまり、社会と実際の言語使用をつなぐ役割を果たすのが言語イデオロギーということのようです。例えば「目上の人には敬語を話すべき」というような言語に対する考え方(イデオロギー)と、実際に言語使用・文法体系との関連性を探ることが言語イデオロギー研究になるのかなと思います。他のチャプターも読んでいきたいです。