Language ideologyに関するWoolard & Schieffelin (1994)の論文を読みました。

Language ideologyに関するWoolard & Schieffelin (1994)の論文を読みました。

  • Woolard, K. A., & Schieffelin, B. B.. (1994). Language Ideology. Annual Review of Anthropology, 23, 55–82. Retrieved from http://www.jstor.org/stable/2156006

言語イデオロギー(linguistic/language ideology)の定義の一つとして、以下のSilverstein (1979)のものがあげられていました。

「sets of beliefs about language articulated by users as a rationalization or justification of perceived language structure and use」(Silverstein, 1979, p. 193)

この論文では、リテラシー、言語の歴史科学、言語政策など、言語イデオロギーを扱っている様々な分野の文献についてまとめていました。

言語イデオロギーを中立的なものとみるか、社会の権力(パワー)関係と絡めて批判的に見るか、言語使用とイデオロギーをセットで考えるか、言語とイデオロギーを分けて考えるかなどで立場もわかれるようです。

WoolardとSchieffelinは以下の本も出版しています。

  • Schieffelin, B. B., Woolard, K. A., & Kroskrity, P. V. (Eds.). (1998). Language ideologies: Practice and theory. Oxford University Press.