Geeはディスコース研究で著名な研究者で以下のような本も出版しています。
- Gee, James Paul. An introduction to discourse analysis: Theory and method. Routledge, 2014.
Geeは大文字の「Discourse」と小文字の「discourse」というのを分けて考えています。小文字のdiscourseは私たちが場面場面で使う言葉そのもののことですが、大文字のDiscourseの方は、ある社会的アイデンティティを作り出すような生活様式全般を意味するようです(少なくとも私はそう理解しています。)
私たちは生まれた時から、「男性」、「日本人」、「学生」、「母親」などさまざまな社会的アイデンティティにふさわしい価値観、話し方、振る舞いなどを習得していきます。「学生」を「学生」たらしめるための、「母親」を「母親」たらしめるための、価値観・言葉遣い・服装・振る舞いなどの全般を「Discourse」といっているようです。
ディスコース分析を実際に行う際の参考書として以下のようなものも出版しています。
- Gee, James Paul. How to do Discourse Analysis: A Toolkit. Routledge, 2014.