以下の本を読んでいます。
- 野矢茂樹、西村義樹 (著)(2013)「言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書)
著者2人の対談形式になっていて、著者の1人の野矢の質問に対し、西村が回答・説明するという形で話が続きます。
まだ最初の数章を読んだだけですが、認知言語学が生まれた背景や、認知言語学が取り扱うテーマなどを、西村はとてもわかりやすく説明していました。私自身も、「記号(sign)」に関する説明など、なるほどこうやって説明すればわかりやすいなと大変参考になるところがたくさんありました。
さらに西村の説明を、うまく野矢がまとめていたり、わかりづらいところを突っ込んで聞いていたりしているので、入門書として読みやすいのではないかなと思います。
巻末には認知言語学等の文献も紹介されていたので、もっと知りたい人はそちらにも当たれるようになっています。
新書で読みやすいですし、続きも読んでいこうと思います。