たまたま、図書館で「multilingualism」に関する入門書があったので借りてきました。
- Weber, Jean-Jacques, and Kristine Horner. Introducing multilingualism: A social approach. Routledge, 2013.
この入門書は6部に分かれていて、以下のようなトピックを網羅しています。
- 言語内・言語間のマルチリンガリズム
- 言語とは何か
- 言語の変種・グローバル言語
- 言語復興
- 社会・個人のマルチリンガリズム
- 社会のマルチリンガリズム(国別の状況等)
- 言語とアイデンティティ
- 社会・個人のマルチリンガリズムの関係
- マルチリンガル教育
- マルチリンガル教育上の立場
- 母語教育とその問題
- 継承語教育
- ディスコースの批判的分析
- 言語・移民(migration)に関するディスコース
- メディアでのマルチリンガリズムの表象
- 言語景観
「Multilingualism」についてはある程度、論文などを読んできたつもりですが、こういうふうに分類することができるのかと参考になりました。
もしmultilingualismというテーマで授業を開講する方や、multilingualism関係でどういう議論がなされているのか知りたいという方がいらっしゃったら、幅広いテーマを扱っているので、参考になるのではと思います。