Jack Mezirow (ジャック・メジロー)の変容的学習についての以下の本の第1章だけ読みました。
- Mezirow, Jack (1990) Fostering Critical Reflection in Adulthood: A Guide to Transformative and Emancipatory Learning. Jossey-Bass.
メジローは変容的学習(transformative learning)(変形学習と訳されることもあるようです)というものを提唱しているようで、学習というのはただ知識を吸収するだけではなく、学習を通して自らの信念等を変容していくものだといっているようです。
今回、私が読んだ章では、批判的省察(critical reflection)がいかに変容的学習を生み出すかを記載していました。自らの信念のベースとなる前提などを批判的に見ることで、同じ経験でも新たな別の解釈をする余地が生まれ、それが自らを変容させる学習につながるというようなことをいっていました。
メジロ―については日本語でも紹介されているみたいです↓
- メジロー,J(著)金澤睦・三輪建二(訳)(2012) おとなの学びと変容―変容的学習とは何か.鳳書房
メジロ―はクリティカル・ペダゴジーで有名なパウロ・フレイレ(Paulo Freire)にも影響を与えたそうです。パウロ・フレイレについては明日簡単に書ければと思います。