今日は某図書館に行き、荒川・森山(2009)の「わかる!! 日本語教師のための応用認知言語学」をぱらぱらと見ました。あまり時間もなかったのでざっと飛ばし読みをしただけですが、とても読みやすく、コンパクトにまとめられているように思いました。
- 荒川洋平・森山新. わかる!!日本語教師のための応用認知言語学. 凡人社, 2009.
基本は認知言語学についての入門書のようでしたが、「日本語教師のための」と銘打っているだけあって、特に後半部は言語習得や日本語教育にも触れられていました。
認知言語学からの言語習得の章では、マイケル・トマセロ(Michael Tomasello)(2000)の「CONSTRUCTING A LANGUAGE: A Usage-Based Theory of Language Acquisition」も紹介されていました。
- Tomasello, Michael, and Michael Tomasello. Constructing a language: A usage-based theory of language acquisition. Harvard university press, 2009.
この本の和訳版はこちらです↓
- Tomasello, Michael、辻幸夫(訳). ことばをつくる: 言語習得の認知言語学的アプローチ. 慶応義塾大学出版会, 2008.
トマセロの名前はよく聞きますが、まだちゃんと読んだことはないですね・・・。
認知言語学の知見を日本語教育でどういかすかという点についても具体例を挙げて触れられていました。
もっとゆっくり読めればよかったのですが・・・。残念です。