この前カルナータカ州についてちょっと紹介しました(詳しくはこちら)。近くのタミル・ナードゥ州も同じようによく言語政策がニュースになることが多いようですね。(こちらが知らないだけで、他の地域でも話題になっているとは思いますが)
こちらもニュースをしっかり追っていないですが、タミル・ナードゥ州では、反ヒンディー語運動が強かったこともあって、ケララ州やカルナータカ州など、三言語政策(英語・ヒンディー語+地域語)をとっている州も多いにもかかわらず、英語とタミル語の二言語政策をとっているようです。
ただ、最近は州の間の移動も増えているため、三言語政策も考えてもいいのではという意見も出ているようです(どこまでそれが支持を得ているのかは分かりませんが・・)。
参考:
The times of India: http://timesofindia.indiatimes.com/City/Chennai/Time-has-come-for-a-third-language-in-Tamil-Nadu/articleshow/45355633.cms
インドの言語政策について時間があれば本を読んでみたいですね。英語ではいろいろ出ているみたいです。日本語でも一冊ありました(読んでいませんが・・)
- Schiffman, Harold F. Linguistic culture and language policy. Psychology Press, 1998.
- 鈴木義里. “あふれる言語, あふれる文字 インドの言語政策.” (2001).
タミル人はマレーシアやシンガポールなどにも多く移民していますし、移民の言語状況を調べてみるのもおもしろそうですね。
といって現実逃避を最近しているので、しっかり自分の研究もします・・・。