感情(emotion)に関する研究の先駆けとなったPavlenko (2005)の本が読みたいです。

まだ読んでいないのですが、Pavlenkoの以下の本を読みたいと思っています。

Pavlenkoはウクライナ出身の学者でロシア語・ポーランド語・英語などを操る多言語話者です。この本は「感情(emotion)」を言語学の研究領域として必要だと述べたことで有名な本です。

  • Pavlenko, Aneta. Emotions and multilingualism. Cambridge University Press, 2007.

彼女のいう感情は、「モチベーション」や「不安」、「自尊心」など、言語習得でよく議論されるような感情ではなく、もっと根本的な人間の部分としての喜怒哀楽等の感情そのものに重きを置いているようです。

彼女によると同じ単語でも第一言語と第二言語だと、生み出される感情が違うそうです。また言語によっては、ある感情の概念そのものがなかったりするそうです。しかし、読んでないのでどう違うのかなどよく分かりません。

そういえば前、英語圏に10年弱住み、英語も上手な日本人の友達が「日本語で怒られたら心に響いてショック受けるけど、英語で怒られてもなんか心に響かない」と言っていたのを思い出しました。それも関係あるのかもしれません。

今度借りてこようと思っています。