マルチモダリティに関するKressの本を読み始めました。

この前紹介したGunther Kressのマルチモダリティに関する本を読み始めています。

  • Kress, Gunther. Multimodality: A social semiotic approach to contemporary communication. Routledge, 2009.

Kressはこの本で、言語というのは、意味を構成するものの一部分でしかないといっていました。

道路に掲げられている店の看板などを見てもわかるとおり、言語そのものからの情報だけではなく、フォントの色・サイズ、看板の色・サイズ、看板に描かれているイラスト・写真など、様々な要素がメッセージを伝えるのに重要な役割を果たしています。Kressは今までは「言語」に重きを置きすぎていたことを指摘し、こういった意味を作り出す様々な要素に目を向ける必要があるといっています。